高精度・高精密なプレカット製品をご提供|埼玉県寄居町の株式会社サイモクホーム
2025-03-28

四号特例廃止とGX志向型住宅 補助金について

この間、吉野石膏株式会社さんと 旭ファイバーグラス株式会社さんのコラボセミナー

2025年度に向けてこれからの高性能住宅~断熱・耐震編~

の講習を聞きに群馬県に行ってきました、サイモクホームの杉山笙です。

吉野石膏さんは100年近く、せっこう(石膏)を原料とする建築材料の製造・販売などを行っていて

建築業界では知らない人はいないメーカーさんです。吉野石膏株式会社|安全で快適な住空間を創る

旭ファイバーグラスさんは優れた断熱性能はもちろん、安全、健康、環境にも配慮した高性能なグラスウール(ガラスが原料)

を開発しているメーカーさんです。高性能断熱材「アクリア」での家づくり-アクリアくん

 

☆木造戸建ての四号特例廃止とGX志向型住宅 補助金について

◆四号特例廃止について

2025年4月1日から、木造戸建住宅の「四号特例」が廃止され、新たに「新2号建築物」「新3号建築物」という区分が設定され、

長期優良住宅やGX志向型住宅の場合はエネルギー消費性能適合性判定書などを国土交通省に提出する必要があります。

この制度の注意点!!

構造計算書については、規模によって以下のように分かれます。

  • 3階建て以上または特殊構造の場合は、許容応力度計算による精密な構造計算書が必要です。
  • 2階建ての場合は延床面積が300㎡以上であれば許容応力度計算が必要となり、それ以下の場合は壁量計算で対応できます。
  • 平屋の場合でも、延床面積が500㎡以上になると許容応力度計算が必要です。

また、軒高さは9m以下、建物高さは13m以下という制限があります。

◆省エネ基準・断熱基準がレベルアップ

新たに、省エネ基準等級4・断熱等級4が義務化され「エネルギー消費性能適合性判定」を取得する必要があります。

これは、建物がエネルギーを無駄なく使う性能を満たしていることを数値で証明するものです。

必要内容は

  • 外皮性能基準という外皮、外の壁や屋根の断熱性能の基準です。
  • 外皮平均熱貫流率(UA値) 熱の逃げにくさを表す数値で、小さいほど高性能です。埼玉県や関東地域では、0.87以下が基準となっています。
  • 平均日射取得率(ηAC値) 太陽の熱が室内に入り込む割合を示す数値で、小さいほど涼しく快適です。埼玉県や関東地域では、3.0以下が基準です。
  • 一次エネルギー消費性能(BEI)住宅で使う電気やガスなどのエネルギーをトータルで評価し、省エネ性能を数値化したものです。この数値が基準内であれば、基準を満たした住宅となります。

これによって何が変わるの?

・お役所さんの仕事が増えて建設の着工が遅くなる。

・脱炭素社会に向けて一歩進む

・より性能の担保された戸建てが手に入る

以下生成aiに生成してもらった回答

  • 工務店・設計事務所にとって、設計・確認業務の負担が増える

  • 設計初期から省エネ性能を考慮する必要がある

  • 設備選定(給湯器・エアコン等)も省エネ性能に影響

  • 建築確認申請の審査期間が長くなる可能性

  • 建築コストが上がる可能性(高性能断熱材・サッシ等)

  • ただし、長期的には光熱費の削減につながる

  • 性能が担保されることで住宅の資産価値が向上する

  • 省エネ性能を活かした補助金や優遇制度の活用が可能

  • 「建て得」住宅(ZEHなど)に注目が集まる

  • GX志向型住宅では最大160万円の補助が受けられる

  • BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の評価取得が推奨される

  • 販売や営業トークでも「性能」を重視した提案が求められる

  • エンドユーザーも「断熱」や「光熱費」に敏感に

  • 工場プレカットでも省エネ設計に応じた材寸管理が重要に

  • パッシブ設計(風通し・日射取得・日除け設計など)の価値が再認識される

  • 地域材や自然素材を活かした省エネ住宅へのニーズが高まる

  • 中長期的に、設計者や施工者のスキルアップが求められる

  • ローコスト住宅との差別化が進む

  • 建築後の維持管理・メンテナンスまで含めて説明責任が増す

  • 工務店や設計者の信頼性が「性能保証」で判断される時代に

 

といった感じでメリットもデメリットもあります。

人材費、資材の高騰で住宅取得が難しくなっている時代。

そんな中で160万円の補助金を活用できる内容が以下になります。

 

GX志向型住宅の補助金

GX志向型住宅とは、特に高い省エネ性能を備えた住宅です。具体的に言うと断熱性能等級6以上

  1. 断熱等性能等級6以上

    • UA値(外皮平均熱貫流率)で示され、小さいほど断熱性が高い。

    • 関東地域ではUA値:0.46以下が目安。→これは北海道並みの基準値!

  2. 一次エネルギー消費量等級6以上

    • 高効率設備(高断熱給湯器、LED、エコエアコンなど)を組み合わせて、
      建物全体のエネルギー消費を抑える必要があります。

  3. BELS評価書などの客観的な性能評価

    • 省エネ性能の第三者評価として、BELS(ベルス)取得が推奨・必要な場合も。

  4. 新築住宅であること

    • 改修(リフォーム)は対象外です。

  5. 補助金申請前に適合審査・交付申請が必要

    • 性能が証明されてから着工しないと、補助金対象外になります。

 

GX志向型住宅の補助金を受けるには

高い性能を数値で表すため、計算が必要になります。

そのため工務店さんや設計士さんの労力が高いんです。

義務化された断熱等級4に関しては各メーカーさんがこの商品を使えば等級4を取得できる。

と担保された商品がありソレを使うと計算が不要!と言った形になります。

木造戸建住宅の仕様基準ガイドブック_4~7地域_省エネ基準編_第3版.pdf

こちらを見ていただければ分かりやすいと思います。

 

また、吉野石膏さん開発の

筋交いがいらなくなる石膏ボードの資料も興味深かったのでカタログを置いておきます。

吉野石膏株式会社 | タイガーEXプログレ タイガーEXハイパー 外壁下地用耐力面材 | 【カタラボ】建材と住宅設備のデジタルカタログ集

 

読んでいただきありがとうございました^^

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