工場マネージメント
こんにちは!サイモクホームの杉山笙です。
今日は「プラントマネージャーのバイブル」とも言われる名著――
『The Goal(ザ・ゴール)』を読んだ感想を書いてみたいと思います!
この本、一言でまとめると「工場経営の本質を問い直すストーリー仕立ての経営書」。
工場やプラントの現場をどうやって運営すればいいのか?
“儲ける”って、実はどういうことなのか?
――そんな疑問に真正面から答えてくれます。
正直、けっこう分厚い本なんですが、不思議と読みやすい!
物語形式でどんどん話が進むので、小説を読む感覚で一気に読破できてしまいました。
1980年代に書かれた本ですが、今なお世界中で読まれている理由、めっちゃ分かります^^
■内容まとめ&感想
主人公は業績悪化で倒産寸前の工場のマネージャー。
次々と起こる現場のトラブルや経営層からのプレッシャーに翻弄されながらも、
「どうすれば工場を立て直せるのか?」と必死に考え続けます。
この本のキーワードは「ボトルネック(制約)」
現場のあちこちに生産を妨げる“詰まり”が潜んでいて、
それを仲間と力を合わせて一つずつ解決していく――
そんなリアルなプロセスが描かれます。
例えば、最初に財務指標を整理し、
在庫・経費・売上などの数字から問題をあぶり出す。
そして「どこが本当のボトルネックなのか?」を探し出し、
解決策を考えて実行、また新しい課題が出てきたら…の繰り返し。
まさに“PDCAサイクル”を回していくイメージです。
読み進めるうちに「うちの工場にも通じることが多いな~」と何度も感じました。
製造現場だけじゃなく、会社全体・経営全般にも通じる「考え方のフレームワーク」が詰まっています。
■自分の仕事・自社との重なり
「うちの工場にはもうボトルネックなんて無いよ!」と強がってみたくなる(笑)のですが、
やっぱりどんな会社にも見えない“詰まり”は必ずあるもの。
実際、サイモクホームでもお客様の満足度は高いですが、
「これ以上どうやって付加価値を生み出す?」とか
「効率だけ上げても作る物が無い業界の難しさ」とか、
現実問題として悩みもあるのが正直なところです。
でも、この本を読んで
「現状維持で満足せず、常に“制約”を探し、改善し続ける」
そんなマインドセットの大切さを、改めて痛感しました。
特に印象に残ったのは、
「問題が解決したと思ったら、次の制約が現れる」
――これ、経営も人生もまったく同じ(笑)
■未来へのヒント
住宅業界は今、なかなか新しい需要が生まれにくい。
でも「新しい生産」に挑戦するなら、この『The Goal』の思考法がめちゃくちゃ役立つはずです。
例えば――
-
新しい無人販売所キットの開発
-
木橋プロジェクトなど自社の新事業
こういったチャレンジでも、「どこがボトルネックになるか?」を常に意識しながら、
一つずつクリアしていくことが重要なんだと改めて感じました。
最後に:
実は近々、サイモクホームとして新しい挑戦をクラウドファンディングで発表予定です!
その詳細もまたシェアしますので、お楽しみに。
それでは、また来週お会いしましょう^^
読んでくれてありがとうございました!
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