木材にも関税が10%!?25%?
こんにちは!
サイモクホームの杉山笙です^^
■ アメリカが木材輸入に10%関税、業界が受ける衝撃
アメリカ政府が発表した木材への10%追加関税は、世界の建材流通に大きな波紋を広げる可能性がある。
対象は丸太だけでなく、ソファや食器棚などの木製家具にもおよび、場合によっては25%課税となるケース。
※丸太/製材品 10% キッチンキャビネット・洗面化粧台・
米国は「国内産業の保護と安全保障上の理由」を掲げているが、実際には木材供給の地政学的リスクが露わになった形だ。
木材価格は為替や国際情勢に大きく左右される。建築現場においても、いずれ「輸入材の不安定さ」は避けて通れない
課題になりつつある。
■ サイモクホームは15年前から国産材へシフト
サイモクホームでは、15年以上前から国産杉材の買い入れ・使用強化を進めてきた。
現在、使用する木材の約7割が国産杉。梁や桁の一部では米松を用いるものの、構造全体の主軸は国産材に移行している。
仕入れは埼玉県秩父地域を中心に、全国の国産材ネットワークを活用。
品質・歩留まり・乾燥技術なども安定し、「国産だからこそ安定供給できる」時代がようやく来たと感じている。
■ 国産材を選んだ理由 ―「林業の再生は、国土の再生」
サイモクホームが国産材に舵を切った理由は単純だ。
それは「地元林業を元気にしたい」という想いと、供給の安定性、そして品質の高さ。
日本は国土の約7割を森林が占める“森林大国”。
それにもかかわらず、輸入材に依存し、林業が衰退すれば、いずれ国土そのものが疲弊していく。
私たちは、プレカット工場として「木を使う側の責任」を感じている。
■ 次の課題:「住宅以外」で国産材をどう活かすか
住宅着工数の減少が続く中、サイモクホームでは住宅以外の分野での国産材活用を模索している。
公共建築・木橋・小屋・地域アートなど、木材が関わる領域は広い。
しかし、法規制・コスト・維持管理などの壁は厚く、簡単ではない。
それでも、国産材を“使う文化”を育てなければ、林業の持続はない。
この転換期こそ、業界全体で「木をどう使うか」「地域をどう支えるか」を再考するタイミングだと考えている。
■ 木を使い続ける社会をつくる
世界が関税という“ブレーキ”を踏む中で、
日本の木造業界は「地元の森を走らせる」加速を選ぶべきではないか。
サイモクホームはこれからも、埼玉の山に根ざしたプレカット技術を通じて、
地域材の価値を次世代へつなげていきたい。
だが、しかし、10月の伐採期に入った林業だが
原木の供給が少ないとの情報もある。
これに関しては、人手不足なのか、経費が上がっても国産材の値段が一向に上がらない背景が関係しているのか
分からないまま。
だが、原木自体は値上がり基調。しかし製材品が住宅着工の鈍化もあり値上がりしずらい状況。
この間、求人の方の案内をしたときに、工場の中は木の甘い匂いが良いですね^^
と言ってくれた。温かみのあるそんな香りがする工場。
国産材を使って林業も人の幸せに携わっていけたら良いな^^










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