植樹祭 埼玉 秩父 2025年 第75回まで続いた意味や歴史
こんにちは!サイモクホームの杉山笙です!
今日は、明日執り行われる植樹祭のベンチを深谷イオンモールで開設される
サテライト会場に納品してきました!
使用したのは金子製材さんから調達した、埼玉県産の杉材です!
杉は柔らかく、温もりがあるため ベンチにも、構造材にもピッタリですね^^
今回、皇后さまは体調不良のため
療養されるとのことですが
前日の準備から活気がありました!
深谷イオンモールのサテライト会場では、
公園や遊具、噴水など
子供と遊べる施設のすぐ横だったので
お子様と一緒に、植樹を見て木育するのも良いですね^^
私はてっきり、植樹祭は天皇陛下が1本植えて終わりかと思っていたら
他の林業従事者なども手伝い1000本~1万本の植樹をするんですね。驚きました。
植樹する木もケヤキ、クヌギ、コナラ、スギ、ヒノキ、などその地域にあった木を植えるそうです。
ではここからは、植樹祭の意味やルーツを深堀りしていきましょう
全国植樹祭のルーツと意義
全国植樹祭の始まり(ルーツ)
全国植樹祭は、森林・緑が豊かな国土の基盤であることへの国民の理解を深めるために毎年春に開催される、国土緑化運動の中心的行事ですpref.saitama.lg.jp。第1回は1950年(昭和25年)、「荒れた国土に緑の晴れ着を」というスローガンのもと山梨県甲府市で開催されましたmorinavi.com。太平洋戦争中から戦後復興期にかけて日本の森林は乱伐され荒廃し、洪水や土砂災害も頻発していましたmorinavi.com。こうした状況への危機感から政府と民間が国土緑化運動を推進し、その一環として全国植樹祭が始まったのですmorinavi.com。初回大会は「植樹行事並びに国土緑化大会」と称され、昭和天皇・香淳皇后もご臨席のもと記念植樹が行われましたpref.saitama.lg.jp。このように全国植樹祭は、戦後の荒廃した国土を緑でよみがえらせる目的で生まれた歴史的経緯があります。
75回続いた伝統と昭和天皇からの継続
1950年の第1回以降、全国植樹祭は毎年休むことなく開催され続け、2025年の埼玉大会で第75回を迎えますmorinavi.com。開催地は毎年持ち回りで各都道府県が担当し、埼玉県での開催は昭和34年(1959年)の第10回大会以来実に66年ぶりとなりますpref.saitama.lg.jp。半世紀以上の長きにわたり中断がなかったことは、この行事が戦後日本に根付いた重要な国家的伝統であることを物語ります。実際、災害や非常時にも工夫して継続されました。例えば1968年(昭和43年)の秋田大会(第19回)では開催直前に地震が起き昭和天皇の現地ご訪問が叶いませんでしたが、代わりに皇居で秋田杉の苗をお手植えいただきそれを現地に移植する形で式典が行われましたja.wikipedia.org。さらに近年では2020年(令和2年)予定の大会が新型コロナ感染拡大で翌年に延期され、2021年の島根大会では両陛下が会場に赴かず東京の赤坂御所から中継でお手植え・お手播きを行う対応が取られていますja.wikipedia.org。このように困難な状況下でも途切れず開催されてきた全国植樹祭は、戦後から現在に至る日本の緑化思想の歩みと継続そのものを体現しています。特に天皇皇后両陛下のご臨席とお手植えは第1回から欠かさず受け継がれている伝統であり、昭和天皇が始められた「緑を守り育てる象徴としてのご活動」が平成、令和の御代へと脈々と受け継がれているのですpref.saitama.lg.jpinnosho.co.jp。これは全国植樹祭が単なる環境イベントに留まらず、天皇陛下を中心とした国民統合の象徴的行事として位置づけられていることを示しています。
天皇陛下によるお手植えの象徴的意義
2019年、第70回全国植樹祭(愛知県)で天皇皇后両陛下がお手植え・お手播きされる様子。
天皇陛下が自ら苗木を植えられる「お手植え」は、全国植樹祭の中でも最も象徴的な儀式です。日本国の象徴である天皇がみずからスコップを手に土に苗を植える姿は、国の最高位が環境保全に深い関心を寄せていることを示すメッセージとなり、国民の緑化活動への関心と意識を高める効果がありますriverpool-fineglamping.com。また、陛下が国民とともに一本の木を植える行為には、公(おおやけ)と民が一体となって未来の森を育むという連帯感が表現されています。天皇皇后両陛下が参加者と同じ目線で土に触れ苗を植え種を播かれる光景は、皇室と国民との繋がりを象徴し、自然を介した心の交流の場ともなっているのです。
このお手植えの背景には日本文化ならではの深い経緯も存在します。実は戦前まで、公式行事で天皇が樹木を植えることは長らく避けられてきました。苗木がもし枯れてしまった場合に「不吉」とされたり関係者の責任問題になることを恐れたためですが、終戦後の昭和天皇は「もはやそんな時代ではない」とのお考えのもと、自ら植樹を行うことを決意されましたja.wikipedia.org。1947年、全国巡幸で訪れた富山県の山中で昭和天皇がみずから杉の苗をお手植えになったことは、日本の天皇が公式に植樹を行った初めての事例となり、この勇気あるご決断が現在の全国植樹祭での天皇陛下お手植えの原点となりましたja.wikipedia.org。以降、歴代天皇によるお手植えは毎年各地で受け継がれ、その時に植えられた苗木は各地で大切に育てられて成長し、地域のシンボル的な森にもなっていますkunaicho.go.jp。天皇陛下のお手植えには、このように日本の戦後復興と国民の連帯、そして未来への希望という思いが託されており、全国植樹祭の文化的・社会的意義を端的に示す象徴的な所作となっているのです。
66年ぶりの
植樹祭。
前回は寄居町にも来ていたんですね^^
金尾山にも是非一度訪れてみてはいかがでしょう。
写真見る限り、とても綺麗そうです。
私も、行ってみようと思いました。
コメントを残す